最終更新 平成26年7月
10年で3.7倍! 自転車の対歩行者事故は激増。
全体で見ると、自転車事故の総件数は、この10年間、横ばいで増えていません。ただし、対歩行者の事故に限って見ると、99年の801件から09年は2934件。10年間で約3.7倍に激増しています。
なぜ、対歩行者の事故は増加しているでしょうか。いろいろ原因はあると思います。よく言われるのが、
@自転車に乗る人が増えた。
A自転車の性能が上がってスピードが出るようになった。
ですが、私は少子高齢化も原因のひとつではないかと思います。例えば筋肉ムキムキのラガーマンに自転車でぶつかっても、よほどのことがない限り、怪我はしないでしょう。むしろ、ぶつかった自転車の方が壊れそうです。
でも、高齢者の場合はそうはいきません。ほんのちょっとぶつかっただけでも、骨がおれたり、大怪我をするかもしれません。少子高齢化が進み、歩行者の中に占める高齢者の割合は高くなっています。これからどんどん高くなります。
高齢者の方が骨折したら大変です。それが原因で、寝たきりになってしまうかもしれません。1人暮らし方ですと施設に入らなければならなくなるかもしれません。もちろん、それらにかかる費用は全て、自転車側が払うのです。全てです。過失相殺はされないのです。
もはや、街中(歩道)を自転車で走るというのは、地雷原を走るようなものです。爆発したら、9500万円です。そして、それは、ほんのちょっと接触しただけで、爆発するかもしれません。そして、自賠責はありません。法令はおかしいです。裁判は歩行者の味方です。それでも、あなたは、保険には入らなくていいと、お考えですか?
さすがに、ここまで言えば、保険の加入を考えて頂けると思います。
しかし、「クルマの保険はテレビのCMなどでよく見かけるけど、自転車の保険は見たことも聞いたこともない」と思われるかもしれません。
では、次に自転車の保険を見ていきましょう。
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」